オフサイトPPA
オフサイトPPAについて
NTTアノードエナジーが構築する太陽光発電設備を長期契約し、発電するグリーン電力を配送電網を介して供給するサービスです。
自社に所有スペースがないお客さまでも、オフサイトPPAを利用すれば、追加性※のある再生可能エネルギーを安定的に調達できます。
- 太陽光発電設備をNTTアノードエナジーが保有・運用しつつ、価格変動の影響を受けずに長期間の利用が可能
- 発電設備を遠隔地に構築するため、供給先設備に変更が生じた場合も対応が可能
- ※ 追加性:再エネ電源の新たな開発により、再エネ発電の総量の増加を促す効果に寄与すること
オンサイトPPAとの違い
オフサイトPPAは敷地外(遠隔)に発電設備を設置し、配送電網を介してお客さままで電気を供給する仕組み。 一方オンサイトPPAは発電設備はお客さまの敷地内に設置しそこで発電するグリーン電力を、お客様施設内で自家消費して頂くサービスです。
事例
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
事業内容
NTTアノードエナジーが新たに開発・所有する非FIT太陽光発電所からの電力をセブン-イレブン40店舗、イトーヨーカドーアリオ亀有へ供給。
事業者が、電力消費者である企業(需要家)など専用の再生可能エネルギー発電所を遠隔地に設置し、送配電網を介してその電力を長期間供給するオフサイトPPAは、国内初の取組み※
- ※ 株式会社資源総合システムへのヒアリング等を通じたNTTアノードエナジー調べ
効果
オフサイトPPAの太陽光発電だけでは不足する電力について、NTTグループが所有するグリーン電力発電所からのトラッキング付非化石証書※1を付与。セブン-イレブン40店舗およびアリオ亀有において、発電所を特定した形での実質的に100%再生可能エネルギー使用店舗※2を実現
- ※1 発電設備に関する属性情報がトラッキングされた、CO2を排出しない電源の電気から価値を分離して証書化したもの
- ※2 発電設備に関する属性情報がトラッキングされた、CO2を排出しない電源の電気から価値を分離して証書化したものです。これにより実質的に100%再生可能エネルギーを実現します。
NEC プラットフォームズ株式会社
事業内容
NTTの5G基地局等ネットワーク製品を製造するNEC プラットフォームズ福島事業所に、太陽光発電所の再生可能エネルギー由来の電力を、オフサイトPPAの仕組みにより導入し、2024年6月1日より利用を開始。
NECグループの温室効果ガスScope2排出量の削減に加えて、製品をグリーン化電力により製造し供給することで、NTTグループのScope3排出量の削減を実現し、これにより、サプライチェーンを含めた脱炭素への取り組みを推進
-
※
Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼など工業プロセス)
Scope2:他社から供給される電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出
Scope3:Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
効果
提供する再生可能エネルギーの総電力量は、約1,200万kWhとなる見込み、オフサイトPPAによる太陽光発電及び非化石証書を活用することで、実質的に100%再生可能エネルギーの利用を実現。
これにより、温室効果ガス排出量の削減効果(非化石証書含む)は、年間5,500トン、そのうちNTTグループ向け製品製造には1,200トンが該当する見込み
導入実績
導入企業
- セブン&アイグループ様(2021.3~)
- 三井住友信託銀行様(2022.1~)
- 三菱UFJ銀行様(2022.7~)
- NTTドコモ様(2022.4~)
- NECプラットフォームズ様(2024.06~)